Initialising ...
Initialising ...
Initialising ...
Initialising ...
Initialising ...
Initialising ...
Initialising ...
Zhukov, A. A.*; Kokkaliaris, S.*; de Groot, P. A. J.*; Jansen, A. G. M.*; Mossang, E.*; 朝岡 秀人; Wolf, T.*; Gagnon, R.*; Taillefer, L.*
Physica C, 341-348(Part2), p.1027 - 1030, 2000/11
Wolfら(独国)の作製したas-grownの結晶と朝岡ら(原研)の作製した双晶を除却した単結晶を用いて、23Tの高磁場までの磁気特性を磁気トルク法により観測を行った。この結果、超伝導発現機構を知るうえで重要な詳細な磁気相図を得ることができた。高品質な単結晶を用いることにより各温度にわたり、これまでに報告のない新たなフィッシュテールを含むシャープなピークが観測されている。
石田 武和*; 奥田 喜一*; 朝岡 秀人; 数又 幸生; 野田 健治; 武居 文彦*
Advances in Superconductivity VII, 0, p.527 - 530, 1995/00
坩堝材からの不純物の混入を避けるためYO坩堝を使用し、高純度YBaCuOx単結晶が得られている。これまでYBaCuOx単結晶について酸素量x=7.00に近い領域で2相分離が観測されるなど、均一な相を得ることが困難とされていたが、酸素アニール条件の最適化を行うことによりx=7.00の状態で結晶内全域で均一な試料を得ることができた。この単結晶を用い非線形帯磁率の測定を行うことによってSQUIDの測定と比較してより精度の高い非可逆曲線を求めることができた。測定に際しては交流磁場の振幅H=0.1mT周波数f=1kHzに固定しH=H(1-T/Tc)のべき法で整理した結果、低磁場側まで=1.45でフィッティングされる領域が得られた。低磁場側で若干の異常がみられるが、磁束の熱ゆらぎに対応する。
朝岡 秀人; 武居 文彦*; 野田 健治
Japanese Journal of Applied Physics, 33(7A), p.L923 - L926, 1994/07
被引用回数:5 パーセンタイル:35.09(Physics, Applied)YBaCuO(211)相と液相との包晶反応から得られるYBaCuOx(123)単結晶成長機構について、粉末X線回折、並びにSEM・EPMAによる観察を行なった。育成温度の変化に伴う211相から123相への包晶反応の進行と980C付近に三成分共存領域(123相+211相+液相)の存在が確認され、固液共存状態から123単結晶が育成されたことが証明された。また980C付近に生成した包晶層(123相)から、共存する液相への拡散が確認された。一定の厚みを持つ包晶層が存在していることから固体拡散による反応の進行と粒成長が存在していること、また包晶層の液相への拡散が存在し包晶層と比較して格段に良質な123単結晶が得られていることから、表面自由エネルギーの差異に起因したオストワルド成長機構が働いていると考えられる。
武居 文彦*; 長谷川 正*; 雄山 泰直*; 朝岡 秀人
日本結晶成長学会誌, 21(5(94SUPPLE)), p.S461 - S468, 1994/00
YBaCuOxの固体と液体の共存状態における包晶反応が結晶成長に果たす役割を解明するために、新たに開発した時分割高温X線解析装置により反応生成状態を動力学的に解析した。その結果次のことが明らかとなった。1)YO-BaO-CuO系において960C近傍でYBaCuOx、YBaCuOおよび液相の三相共存領域が存在し、包晶反応によりYBaCu-Oxが生成することが確認された。2)YBaCuOxの生成反応量は時間の1/2乗に比例しておりEinsteinの拡散式を用いて反応速度定数を求め、Arrheniusプロットを行った結果、活性化エネルギーとして28kJ/molを得た。この値はYBaCuOxの生成反応は液相での拡散が律速段階であることを示している。3)以上から、包晶反応で生成したYBaCuOx相の液相への溶解度が充分あり、Gibbs-Thomson効果によるOstwald成長が進行するものと考えられる。
森井 幸生; 舩橋 達; 小沢 国夫*; 岡田 道哉*; 松本 俊美*; 相原 勝蔵*; 松田 臣平*
Japanese Journal of Applied Physics, 28(4), p.L618 - L620, 1989/04
被引用回数:2 パーセンタイル:17.22(Physics, Applied)YBaCuOxを室温、磁場中で結晶配向させ、その配向度を中性子回折法を用いて定量的に評価した。磁場が強い程、良い結晶配向性が得られる。結晶[001]軸は磁場の方向に選択的に配向し、その分布の半値幅はテトラゴナル相YBaCuOxを7Tで処理したものに対して16.9度、またオルソローンビック相に対しては13.1度であった。この結果は、磁場による結晶向技術が超電導臨界電流密度を改善しうる事を示している。